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Column コラム「ソムリエのワンポイントレッスン」 シェフ直伝のレシピ

第3回:ワインの香りを楽しむ

ワインは味わいとともに香りを楽しむ飲み物です。

アルゾーニのスタッフにも、ワインを覚える為にまず飲んでそのワインを表現するように教えています。その中で、初めて飲む人・興味の無かったスタッフなどから良く出る反応は○○の香りがピンと来ない。もしくは何の香りかわからない。ワインの香りがする。等々、珍回答続出です。

ワインの香りの表現とは一つの言語のようなものだと思います。

一つ質問です。
ヤン・メイといわれて何をどんなフルーツを想像できますか?

大方の人は何も想像出来ないと思います。中国語です。
ではフランス語でフレーズ。どうでしょう?

英語でストロベリー。日本語でいちご。
これならほとんどの人が画像として想像できますよね。
香りも一緒だと思います。

次にイチゴの香りをイメージしてください。
ではそのイチゴの香りはどんなイチゴの香りですか?
イチゴの香りの消しゴム?アイスクリーム?ジャム?ジュース?フレッシュなイチゴ?
どれもイチゴの香りだと思います。ただ、同一の香りではないですよね?

よく○○の香りのするワイン・・などと書かれていることがありますが、
そこで使われる香りが何をさしているか覚えておいたほうが良いと思います。

なお、普通は『いちごの香り』などといった場合は、フレッシュな状態のもの、砂糖で煮込んだコンポート状のものの香りのことを言っています。だからあなたの中のイチゴの香りのイメージが、『イチゴの消しゴムの香り』なのだとしたら・・・おそらく、そのワインの香りを嗅いでも、何の香りのかぴんと来ないと思います。

嗅いだ臭いを画像として思い浮かべられるか? それが記憶のポイントです。
それには普段から香りを表現することが大切だと思います。

英語をしゃべれた人も何年も使わないとしゃべれない、表現できなくなる、なんていうことがありますが、それと同じことではないでしょうか。

あなたならではの感性で、その香りを表現し、「○○の香り」は、自分の中では、こういう香り・・・という記憶を、少しずつストックしていってみてください。

それがきっと、色々なワインを楽しむ第1歩になると思います。

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